日常生活へのこだわり

- 「自分のことは自分でやりたい」という気持ちを大切に -

「自分のことは自分でやりたい」という気持ちを大切にしています。

完全なケアではなく、日常動作の見守りと補佐をすることを心がけ、より日常に近い環境や雰囲気づくりをしています。

食事はスプーンではなく、なるべく箸を使い、食器はプラスチックではなく、瀬戸物を使う。これも日常生活へより近づけるためのこだわりです。

日常生活動作を継続していけるように体操もやります。お手伝いもたくさんしていただきます。

お手伝いは食事の盛り付けから下善、食器拭き、洗濯物干しや洗濯物畳み、掃除機がけや床拭き、除菌作業まで幅広くやっていただいています。

必要とされることを思い出し、みなさん喜んでお手伝いをおこなってくださっています。

体操の様子

食へのこだわり

- バランスを考えた美味しく楽しい食事を -

千恵の輪の昼食は手作りです。施設内で調理した美味しい食事を用意しています。

管理栄養士監修のもと、バランスを考えた美味しく楽しい食事づくりに取り組んでいます。

利用者の方々がご家庭でやってきたように、食材を無駄にしないよう野菜の皮まで調理すること、出汁を取ること、柔らかさを持たすように少し揉むこと、などのたくさんの工夫をしながら調理をしています。

盛り付けも利用者の方々の健康状態から量を調整しています。

毎食ご好評をいただき、ほとんどの利用者さんが完食してくださっています。

調理中の様子

地域活動へのこだわり

- 地域活動へ積極的に -

介護は地域でおこなうものという考えのもと、千恵の輪は地域活動へ積極的に参加しています。

利用者の方々が作った作品を地域のイベントで販売したり、地域の幼稚園へプレゼントをさせてもらっています。

イベントで販売した売り上げは「あらかわ子ども応援ネットワーク」に寄付をしています。

また、月に1度多世代食堂「タヴェルナ」も開催しています。

あらかわ子ども応援ネットワークへの寄付
利用者の方々が手作りした作品を販売
マルシェに出店した様子

施設へのこだわり

- 安心して過ごせる環境作り -

ご家庭に近い、安心して過ごせる環境作りにこだわっています。

中央にはみなさんが向き合って座る形の大きな机を配置しています。開放的な空間で周りを広々と見渡せるよう工夫し、スタッフが異変にすぐ気付けるようにしています。

向き合うことで、向かい側の方の行動を真似て自分もできるようになることも促しています。

お風呂はあえて家庭用を使用しています。ご家庭用浴室に福祉用具を配置しています。利用者の方々が自宅でもお風呂に入るにはどうすればいいのかを体感してもらえるようになっています。

感染症対策もおこなっています。施設の換気だけでなく、空気清浄機やアルコール、うがい薬などを設置しています。

バリアフリーの室内

御家族へのこだわり

- 「千恵の輪 家族会」 -

介助の方法や認知症などの病気についてはあまりわからないというご家庭も多いです。そのようなご家庭にはトイレの介助の方法や認知症の方との接し方などを細かく伝えています。

他にもスタッフが接していて気になったこと、協力をしていただきたいことはお伝えするようにしています。

利用者様本人だけでなく、利用者様の御家族のストレスも和らげられるよう努めています。

また、利用者様の御家族が遠方にいる方々や普段の様子を知りたいという御家族向けに「千恵の輪 家族会」というLINEグループを設けています。LINEグループでは日々の様子を動画とスタッフのメッセージでお届けしています。

その方にあったケアをするには、ひとりひとりを知る必要があります。スタッフが利用者様を理解するためにも家族との連携は大切にしています。

千恵の輪家族会LINEグループ